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泥リア2015 稽古場いよいよ始動

第1日目 8月1日(土)

今回、作・演出をする林周一です。 やるぞやるぞとまるでオオカミ少年のように言いふらしていた「泥リア」の再演。しかも99年の野外劇「悪漢」(横浜みなとみらい)以来、15年ぶりの野外劇。 「ほんとうにやるの?大変だよお~?今ならやめると言っても誰も被害こうむらないし、やめちゃえば?」とここ半年、何度うちなる黒いシュウイチが耳元で語りかけてきたことか。ええそうです、誰もやってくれなんて言ってないんです!笑 さあそんなわけで、黒いシュウイチを無理やり押しやってついに稽古始めちゃいました。冷やし中華はとっくに始まっている熱い夏です。チラシも作って既に1万枚以上は各所に配布しているし、チケットも販売しているし、もう引き返せません。わはははは。 8月1日は稽古初日でした。といってもまだ完全脱稿したわけでなく、あと数日は2015年版として改訂するために私のよく言えば試行錯誤、悪く言えば行き当たりばったりのでたらめにキャストをつき合わせてしまうのですが。。。 この芝居は2011年、震災と原発事故のショックに真っ向から恥ずかしげもなく挑んだ芝居でした。さて4年経った現在。私たちの何が変わり、何が変わらず残っているのか? あの時感じたパラダイムシフトはどこにいったのか?そもそもこの物語は「今」を語る強度を持ち合わせているのか?・・・正直、わかりません。

ただ一つ信用できることは、この「泥リア」を再演するために集まった仲間たちと、再び新しい物語を立ち上げるために、今自分たちは何を考え、どうしたら良いと考えているのか?試行錯誤しながらも「今」を生きるもの同士語り合える喜び。そこから湧き出る創作の泉にふれられる喜び。そういった喜びこそ「泥リア」を再び物語る核になるのだと信じています。 大いなる知による豊かな遊びの時間が始まりました。

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