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書き換わった台本
- 吉田佳世
- 2015年8月21日
- 読了時間: 2分
8月20日 木曜日
今日は書き換わった台本が出てきました。
初演泥リアは2011年東日本大震災の後生まれました。私はこの作品で初めて風煉ダンスに出演しました。この時はあまりの悲惨な有様にただただ祈る気持ちでした。4年経った今再演する事になりあの時の気持ちが薄れかけている私がいてハッとさせられ改めて忘れてはいけない事だと思いました。
私は最近大好きだったおばさんの声が聞こえてきました。おばさんは17才で結核になり肺を1つろっ骨を何本かをとった体で72才まで生きました。おばさんはいつも家か病院で寝ていて外に出た姿を私は一度しか見たことがありません。生前おばさんはいつも、ハァハァしんどいしんどいと言っていて、私はおばさんはなんのために生きてるんやろってずっと思ってました。そのおばさんのハァハァしんどいしんどいと言う言葉が、生きたい生きたいと言う言葉に変わって突然私に聞こえてきて驚きました。
おばさんはものすごく生きていたかったんだと思いました。
生きてるってすごい事なんだとおばさんがあの世から教えてくれてる気がしました。
泥リアとどうつながりがあるかわからない話をすみません…生きている事に感謝して稽古に行きたいと思います!
また新しく生まれ変わる泥リアを見に来て下さいね!

↑ 新しくなった台本を元に、美術プランも練り直し。カサハラさんを中心に再び現場の検証
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